佐賀県 森外科医院 苦痛のない内視鏡検査
「誠実」・「柔軟」・「迅速」

予防接種

予防接種とは

予防接種とは毒性を弱めた細菌やウィルスを投与する事で、感染症に罹患するリスクを減らしてくれたり、罹患した際の症状を軽くしてくれる効果が期待できます。

予防接種には「定期接種」と「任意接種」の2種類があり、「定期接種」は各自治体が実施している予防接種のことで、肺炎球菌ワクチン(65歳以上、5歳刻みで1回)、BCGワクチン、麻疹・風疹混合ワクチン(MRワクチン)、日本脳炎ワクチンなどがあります(※定期接種の場合は接種費用が公費負担となります)
「任意接種」は個人の判断で受ける予防接種です。つまり、任意接種の費用は自己負担となります。任意接種にはインフルエンザワクチン、肺炎球菌ワクチン、おたふくかぜワクチン、ロタウイルスワクチン、A型肝炎などがあります。

当院が行っている予防接種一覧表

予防接種名 費用(※全て税込み価格)
肺炎球菌ワクチン
(ニューモバックス:23価)
65歳以上の方(助成あり):2,500円
助成なし:6,800円
インフルエンザワクチン 65歳以上の方:自治体で費用が異なるためお問い合わせください。約1,000~1,500円
成人:助成なし:3,800円
13歳未満:2,000円(2回)
麻しん風しん混合ワクチン
(MRワクチン)
10,200円
おたふく風邪ワクチン 6,000円
水痘ワクチン 6,500円  →成人の帯状疱疹予防接種はこちら
B型肝炎ワクチン 5,000円
4価子宮頸がんワクチン
(ガーダシル)
助成あり 無料 (3回)
2種混合 助成あり 無料      
破傷風トキソイド

けがの時に必要に応じて随時摂取します。  

                 ※ 新型コロナワクチンは すべて国の助成で行うため無料です。

肺炎球菌ワクチン 

肺炎球菌は、元気な方の鼻の粘膜にも常在する一般的な菌です。年を取るにつれてこの肺炎球菌に対する抵抗力が低下していくと、命に関わる重大な肺炎を発症することがあります。

肺炎球菌ワクチンを1回接種すると5年間は重度な肺炎を引き起こす確率が減少することが期待できます前回のワクチン接種してから5年が経過していれば、2回目の接種が可能となります。65歳になった年に1回目のワクチン接種を、その後は70歳、75歳と5年おきにワクチン接種をお願い致します。  

1回目接種推奨時期 65歳
2回目以降 70歳、75歳と5年おきに接種を推奨
他のワクチンとの併用 インフルエンザワクチンなど、他のワクチンと同時に接種は可能ですが、ご希望の場合は予約時にお伝え下さい

インフルエンザワクチン

インフルエンザウイルスは皆さんもよくご存知のことかと思いますが、高熱、咳などの呼吸器症状が中心とした感染症です。インフルエンザは毎年1月~2月を中心に感染流行します。

インフルエンザの人体内での潜伏期間は1~4日と言われており、その期間で咳、頭痛やのどの痛み、高熱がみられます。重症化すると脳炎、肺炎、異常行動などを招くこともあります。

1回目接種推奨時期 10月~12月
2回目接種推奨時期 1回目接種から2~4週は間隔をあけて接種
※3歳~12歳の方が2回目接種が推奨されています
他のワクチンとの併用 肺炎球菌ワクチンなど、他のワクチンと同時に接種は可能ですが、ご希望の場合は予約時にお伝え下さい
注意事項 妊娠されている方は事前にお伝え下さい
卵アレルギーの方は事前にお伝え下さい

風しん・麻しん混合ワクチン(MRワクチン)

MRワクチンは麻しん(はしか)と風しんの混合ワクチンです。麻しんワクチン・風しんワクチンそれぞれ単独のワクチンもありますが、現在では、この2つのワクチンが混合されたものが主流となっております。

MRワクチンの1回目接種はおたふく風邪ワクチンや水痘ワクチンと一緒に接種し、就業前の2回目接種の際はおたふく風邪ワクチンと一緒に接種されることが多いです。

1回目接種推奨時期 1歳~2歳
※おたふく風邪ワクチン、水痘ワクチンと同時接種を推奨
2回目接種推奨時期 5歳~7歳
※就業前に2回目接種がされます
※おたふく風邪ワクチンと同時接種を推奨
他のワクチンとの併用 肺炎球菌ワクチンやインフルエンザワクチンは同日で接種することが可能です
その他のワクチンはMRワクチン接種後に数日間の間隔をあけてからの接種となります
他注意事項 上記の年齢以外の方でも任意接種は可能です
接種後2か月は妊娠はお控えください

おたふく風邪ワクチン

おたふく風邪は、流行性耳下腺炎(またはムンプス)と呼ばれ、ムンプスウイルスによる感染症です。ムンプスウイルスの人体内での潜伏期間は2~3週間程度です。主な症状としては、耳下腺の腫れ、顎のやや上の辺りを触れた際の痛みを感じます。稀ではありますが重症化すると、後遺症(主に難聴)が残ることもあります。

また思春期以降にかかると、精巣炎(睾丸炎)や卵巣炎を併発することもあり、結果として不妊の原因に繋がる恐れもあります。

1回目接種推奨時期 1歳
※MRワクチン、水痘ワクチンと同時接種を推奨
2回目接種推奨時期 5歳~7歳
※就業前に2回目接種がされます
※MRワクチンと同時接種を推奨
他のワクチンとの併用 おたふく風邪ワクチンは1回目接種の際にMRワクチン、水痘ワクチンとの同時接種、2回目接種の際はMRワクチンと同時接種が可能です

水痘ワクチン

水ぼうそう(水痘)は水痘ウイルスが口や鼻から体内に侵入することで感染し発疹、発熱、痒みを生じます。水痘ウイルスは感染力が強いです。症状が重症となるととびひや農園などを引き起こします。水痘に感染すると約1週間程度は保育所や幼稚園、小学校はお休みして頂く必要があります。

人は高齢化していくと免疫力が低下していきます。幼少期に感染した水痘が原因で帯状疱疹が発症することがあります。そのため50歳以上の方でも予防目的に水痘ワクチン接種50歳以上の帯状疱疹予防接種はこちらを受けて頂くことも可能です。

1回目接種推奨時期 1歳
※MRワクチン、おたふく風邪ワクチンと同時接種を推奨
2回目接種推奨時期 1回目接種後から6~12か月後
高齢者の接種推奨時期 特には決まっておりませんので、ご希望の時期で接種が可能です
他のワクチンとの併用 水痘ワクチンは1回目接種の際にMRワクチン、おたふく風邪ワクチンと同時接種が可能です

B型肝炎ワクチン

B型肝炎とはB型肝炎ウイルスが原因となって生じる病気です。このB型肝炎ウイルスは、人の体内に入ると肝炎を引き起こし、肝硬変や肝臓がんを起こします。非常に感染力の強いウイルスでもあり、血液や体液を媒介にして人から人に感染していきます。

B型肝炎ワクチンは小児・成人ともに3回接種を行いますが、3回接種しても抗体を獲得することができなければ追加接種をすることがあります。

1回目接種推奨時期 ~1歳
2回目以降接種推奨時期 1回目接種から27日以上の間隔をあけて2回目を接種、
1回目接種から139日以上の間隔をあけて3回目接種をします
成人の接種推奨時期 成人のB型肝炎ワクチン接種は3回となります
初回接種の1か月後に2回目接種、初回接種から6か月後に3回目接種を行います
他のワクチンとの併用 肺炎球菌ワクチン、インフルエンザワクチン、MRワクチン、4種混合ワクチンとは同日接種も可能です

子宮頸がんワクチン

子宮頚がんは発がん性ヒトパピローマウイルス(HPV)の感染で発症することがあります。HPVには様々な種類がありますが、子宮頚がんの約70%がHPV16・18型の感染です。

子宮頚がんの発症は20代以降でよくみられ、発症の多くは性的接触による感染です。子宮頸がんの発症までに数年から十数年かかることが言われておりますので、12歳前後での予防接種が効果的です。

1回目接種推奨時期 中学1年生頃
2回目以降接種推奨時期 1回目接種から1か月後に2回目を接種、
1回目接種から6か月後に3回目を接種をします
他のワクチンとの併用 肺炎球菌ワクチン、インフルエンザワクチン、2種混合ワクチン、B型肝炎ワクチンとは同時接種も可能です

破傷風トキソイド

破傷風菌が傷口から体内に入り、増殖していくことで筋肉を痙攣(けいれん)させる破傷風菌毒素を産出します。かすり傷程度の小さな傷も感染することがあります。特に高齢者では破傷風に感染しやすいと言われております。

1回目接種推奨時期 生後3か月ごろ
2回目以降接種推奨時期 1回目接種から4週間後に2回目の接種
2回目接種から4週間後に3回目の接種
他のワクチンとの併用 肺炎球菌ワクチン、インフルエンザワクチンとは同時接種も可能です

2種混合ワクチン・3種混合ワクチン・4種混合ワクチン

2種混合ではジフテリア(D)、破傷風(T)の2種類の混合ワクチンです。3種混合ではジフテリア(D)、百日せき(P)、破傷風(T)の3種類の混合ワクチンとなります。4種混合ワクチンではジフテリア(D)、百日せき(P)、破傷風(T)、ポリオ(IPV)の4種類の混合ワクチンとなります。(当院では、2種混合ワクチンのみ行っております)

1回目接種推奨時期 生後3か月(4種混合ワクチン)
2回目以降接種推奨時期

▼4種混合ワクチン
2回目接種以降は3~8週間隔で3回接種
4回目接種から1年後に4回目接種

▼2種混合ワクチン
11歳~13歳で1回接種
5~7歳の就学前に追加接種が推奨されている(※3種混合ワクチンでも可)

他のワクチンとの併用 B型肝炎ワクチン、ロタウイルスワクチン、ヒブワクチン、小児肺炎球菌ワクチンどの同時接種が推奨されています

新型コロナワクチン 皆さまへのおしらせ{追加(3回目)接種篇}: 

 3回目接種により、感染予防や重症化予防効果を高めることができます。
 
 3回目接種に用いられるファイザーと武田/モデルナのワクチンは、同じmRNA(メッセンジャー アール エヌ エー) ワクチンというもので、いずれも高い発症予防と重症化予防効果が確認されています。 新型コロナ(オミクロン株)に対する効果は、約半年持続しますが時間の経過により低下します。しかし、3回目接種で再度回復するため、3回目接種をした人の方が新型コロナウイルスに感染する人や重症化する人が少なくなっています。

 3回目接種後の副反応は、 どちらのワクチンも、2回目と同様の症状が見られますが、 武田/モデルナのワクチンについては、2回目と比べて、 発熱などの症状が少ないことが報告されています。 
 武田/ モデルナのワクチンにおける3回目接種は、1.2回目接種で用いた量の半分の量となります。
 (注)接種後の症状のうちリンパ節症は、2回目より3回目の方が多く見られます。出典:特例承認に係る報告書より 

 1·2回目とは異なるワクチンを使用した場合(交互接種)でも十分な効果と安全性が確認されているので、早く接種できるワクチンから接種いただくことをお勧めします。ファイザー又は武田/ モデルナどちらのワクチンでも十分な効果と安全性が確認されています。
 万が一、アナフィラキシーや医師が予防接種との関連を疑う重篤な症状が発生した場合は、 法に基づき報告を受け、専門家による評価を行います。副反応疑い報告状況や接種後の健康状況調査の公表等を通じて、引き続き、安全性に関する情報提供を行っていきます。

追加接種の予約枠に空きがあれば、一般の方も2回目接種日の6か月後から3回目接種が可能です
1回目接種推奨時期 2021年2月ごろから順次開始済
2回目以降接種時期

1回目接種から6か月以上の間隔をあけて2回目を接種
医療従事者、エッセンシャルワーカーなどは前倒しあり

3回目 推奨時期 2回目接種から6か月以上間隔をあけて接種
他のワクチンとの併用 他のワクチンとの併用(同時接種)はできません。基本的に前後4週間隔をあけます

※ 当院では、毎週 金曜日15:00と土曜日13:30から新型コロナワクチン接種(ファイザー)を行っております。(武田/モデルナは行っておりません)

※ 12歳未満の小児へのコロナワクチンの接種は行っておりません。

TOPへ